赤い指【読書】


著者:東野圭吾

お勧め度67%あげ

全体的には暗い物語なのですが(まあ、明るいサスペンスというのもあまりありませんが)、この物語は暗さが際立っているといいますか、人間の薄汚れた部分が浮き出て憤りを感じてしまいました。我が子しか愛さないおろかな母親、その母を(つまり妻)の言いなりの父親、そして我がまま放題に育った子供、直己。

誰が悪かったと、考えるのも吐き気がするほど身勝手な犯罪。だけど、こういった犯罪があとを絶たないのは、前原のような家庭が氾濫しているという事なのでしょうか・・。そしてこの物語の中で異彩を放っている『加賀』。彼は父親の見舞いにも行かないような冷たい人間なのに、事件の調査に関しては人一倍鋭く、また、事件解決後の事まで心を痛めながら調査をする人物。

果たして彼はどちらが本当の姿なのか、最後の1ページでそれが分かるのですが、その時はちょっと感動してしまいました。

『赤い指』というのは、親が我が子の間違いに気がついてほしい、というメッセージだったのですが、もし、その間違いに子供が気がつかなかったら政恵はどうするつもりだったのでしょう?たぶん、これは私の想像でしかないのですが、その時は諦めて我が子の過ちを受け入れるつもりだったのでしょう。

親の愛というのは、本当に本当に深いものですね。

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