猫を抱いて象と泳ぐ【読書】


著者:小川洋子

お勧め度79%矢印上

題名から、最初はファンタジーかと思いましたが、チェスのお話でした。最初は名のない少年の幼少期のお話で、とめどもない物語が続くのですが、マスターが登場したあたりから話がまとまってきて、しかも名のない少年の底知れぬ才能が泉から湧き出てくるかのような想いに思わずゾクゾクとして読み進めました。

以前に【ヒカルの碁】というアニメにハマッたことがあったのですが、その作品の中の『サイ』が、この物語の『マスター』であり、『ヒカル』が『リトル・アリョーヒン』だと思いました。そして盤上の上は『宇宙』、そう例えるのは囲碁と変わらないんだなぁ、と思いました。囲碁にしても、将棋にしても、チェスにしても、共通するのは二人で行う競技で、1対1だからこそ生まれる、息吹のようなものを感じました。なんて深い世界なんだろう・・と思います。

私はチェスも、囲碁も打ったことはないのですが(囲碁はヒカルの碁にはまった時勉強はしましたが)、その奥深い世界にいつも吸い込まれてしまします。限られたマスの中で、たった一つとして同じ対局は生まれず、無限の形があり、また優れた棋士になると棋譜を見るだけで、その対局を打った人物がどういった人物だったか分かるというのですから、すごいなぁ、と思います。

続きはチョイ、ネタバレです。
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最後にリトル・アリョーヒンの切ない恋心。それを恋と呼べるかどうかも怪しいのだけど、でも、彼は確かにそれを感じながら旅立つことが出来た事が、唯一の救いだったのかな?と思います。
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