ソウルで逢えたら【読書】


著者:松岡圭祐

お勧め度69%
読み易さ76%

【千里眼】で有名な松岡さんの作品です。千里眼以外にも松岡さんの作品はたくさん読ませていただいたので、この本も、スリルとサスペンスに満ちた作品かと思いましたが、違いました。むしろシンデレラ物語・・とまで言いませんが、まあ近い感じです。登場する主人公も、今まで読んできた松岡さんの主人公(例えば岬とか)たちに比べると、優柔不断でお人好しで夢ばかりみてる明恵に、最初はイライラしてしまいました。

ところがこの明恵、どうも変な所で自分を強くだす癖があるらしく、そのタイミングがとっても痛い。800万の借金を返すため、韓国に行ってしまうのもどうかと思う。まあ結果、それが彼女を大きく成長させるきっかけにはなるのですが、普通、その日食べる食事にも事欠く人が、わざわざ韓国語教室に通って、韓国に行くかな〜?まあ、この辺は『小説の世界』という事で多めにみましょうか。

さて、韓国についた明恵はいわゆる、カルチャーショックに出会います。例えば韓国では電車が混んできたら、座っている人が立っている人の荷物を持ってあげるとか、タクシーのドアは自分で閉めるとか。明恵にとっては初めての事だらけでビックリ仰天。言葉もなかなか通じず(分からず)、落ち込む良子。それでも何とか韓国で仕事をみつけ、手探りながら韓国での生活がスタートしました。

彼女が韓国でどんな仕事をしたか、というのは、ここで書いてしまうとネタばれになってしまうのでやめておきますね。ただ、この韓国での仕事が、彼女に大きな自信を与えたのは確かです。確かに環境が変わっただけで中身が変わってしまう事はあり得ませんが、明恵の場合は、不本意ながら一旦引き受けた仕事を真剣にこなしていった結果、変わることが出来たんじゃないかな〜?と思います。

最後に本文から一番気に入った文面を移しておきます。

以下本文より引用

ひとつの時代が終わって、また新しい時代が動きだす。わたしの成長はたしかに遅かったかもしれない。でも、かろうじて間に合った。それが明恵にとって、数少ない慰みのひとつだった。わたしは生まれ変わった。未来に足を踏み出せる、そのかすかな自身を胸の奥にやどらせることができた。

私も人が成長するのに『遅い』という事はないと思っています。
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