白い巨塔【読書】


著者:山崎豊子

お勧め度82%

今更の、【白い巨塔】を読んでみました。まず最初に以前読んだ山崎さんの作品のことをちょっと書かせて頂きたいのですが、その作品は【女系家族】という作品で、ある商家―女性が代々商いを受け継いでいくという家系の、遺産相続をめぐっての腹のうちを探り合いを描いた、ドロドロの作品だったのですが、そのドロドロ具合がエグ過ぎ、スゴ過ぎで気分が悪くなってしまいました。

そういったことがありましたので、村上さんの時のように山崎さんの作品もあまり読みたくないなと思っていたのですが、やはり1つ、2つ作品を読んだだけで否定してしまうのはアレなんで、山崎さんの作品の中で有名なこの作品を読んでみた訳です。

内容については、私がいまさら語ることはないと思うのですが、一応軽く触れておきますと、大学付属病院の教授の座を巡っての医者同士の腹の探りあいを描いた作品で、人間の内面が鋭く描いています。お互いに『自分が有利になるためにはどうすればいいか・・』相手に気を使う『ふり』をしながら、牽制球を投げあう人間と人間のぶつかり合い。そういったことが描かれています。

女系家族にくらべ、こちらは男同士だからでしょうか、女系家族ほどのドロドロは感じられず、面白く読むことが出来ました。まあでも、まだ1巻を読み終わっただけなので、2巻、3巻となるにつれ、『うわ〜』というほどドロドロになるのかもしれませんが・・。

今のところ、私は五郎に教授になってもらいたいです。そしてこういう『出世』にまったく興味のない医学だけに生きる里見がどうなるのか、東教授の腹黒い思惑のために教授の座争いに巻き込まれた菊川はいったいどうなるのか?さらに東の一人娘、佐枝子の恋も気になるし・・早く2巻を読みたいと思います。

続きは、主な登場人物です。
財前五郎
国立浪速大学付属病院の第一外科助教授。


国立浪速大学付属病院の第一外科教授、財前を次期教授にしたくない。

鵜飼(うがい)
国立浪速大学付属病院の教授。最初は東についていたが、自分の利益のため、五郎側に。

里見脩二しゅうじ
真面目な内科医、鵜飼の助教授。五郎と同期。出世に興味なし。

清一
里見の兄、里見に輪をかけて真面目。

財前又一
五郎の舅、産婦人科の医者。豪快な気質。娘婿の五郎が教授になるためバックアップ。

岩田重吉
又一と懇意にしている医者、医師会長をやっている。

佃先生
五郎を応援。

則内教授
鵜飼のため、教授になるのが遅れた。

船尾
東都大学の教授。菊川を東に紹介。

今津教授
東と懇意。

菊川昇
金沢大学の教授。心臓が専門。

大河内教授
内科医。

鍋島院長
財前の味方、東都大学がきらい。

滝村名誉教授
東の前教授。

羽田融
里見の舅。

政子
東の妻。

佐枝子
東の娘、里見の妻、三知代と同級生。

黒川きぬ
五郎の母。夫を亡くし、女手一つで五郎を育てた。

杏子
五郎の妻。

ケイ子
五郎の愛人。

三知代
里見の妻。

好彦
里見の息子。

池沢夫人
日東レーヨンの社長夫人。
考えてしまう物語 | comments(0) | trackbacks(0)
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