悼む人【読書】


著者:天童荒太

お勧め度78%あげ


奥の深い読み物でした。静人はだた、たんに亡くなった方を悼む(いたむ)為に旅をしている訳ですが、様々な死を見るにつけ、思い悩みます。その中で一番辛いのが亡くなられた遺族の方に誤解される事だと言います。私も読み進んでいる間は(どうして静人の純粋な気持ちが理解できないんだ)、と憤りを感じましたが、読み終わって自分に問いかけてみました。

うちの母は病気で亡くなりましたが、果たして、静人が突然、我が家の前にやって来て、母の死を悼む為にやってきましたと言われたら、やはり戸惑うし、なんの宗教団体?と思うでしょう。

では、何の為に静人はそんな報われない旅を続けているのでしょうか?言い方は悪いのですけど、私はひとえ自己満足のような気がします。実際、静人自身がそうしないではいられない、という感情に突き動かされていると言っています。亡くなった方がどのような人を愛し、愛されたか、静人の心に刻むことによって、彼自身の平安を得ているのかもしれない・・。

最後に、作者は1つ1つの死の重さと同時に、最近の『なぜ…』と首をひねりたくなるような残忍な殺し、また動機、にもメッセージを送っているのかもしれないと思いました。

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